還暦を迎える母とフレンチブルドッグ

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今年還暦を迎える母が突然「犬を飼おうと思うの!」と言ってきた。前々から犬をみかけると、10代や20代の子のようにキャッキャと喜ぶ姿を見ていたし、犬と暮らすのが夢と言っていたのでたいして驚きはしなかった。

何を飼うのか尋ねると、すでにもう数冊ある犬の雑誌を手に取りあるページを開いた。

『フレンチブルドッグ』

お世辞にも”美形”ではない愛嬌のある顔とむっちりとした可愛らしい体形の犬がそこには載っていた。我が家は生き物を飼ったことがなく、ましてや言いだしっぺの母は今年で60歳。”シニア世代”に足を踏み入れたのに大丈夫なんだろうか、と不安がよぎった。

その不安を口にする寸前、先日やっていた、老後に犬を飼うことを特集したテレビ番組を思い出した。『定年、子供の独立で時間を持て余すことが多くなり、日常生活の中で刺激を感じることもあまりなくただ何となく毎日が過ぎていく。犬と共に過ごすことは、運動不足の解消、精神的な効用、アニマルセラピー的効果のメリットがある。』

実際生き生きと笑顔の飼い主の姿を見ていて、自分も年をとったらこんな風に過ごしたいなと自然とそう思った。テレビに出ていたあの飼い主のように生きがいを持ち、母にも生き生きしてもらいたい。年齢を重ねても新しいことに挑戦しようとする母に私は喜んでOKをだした。ただ、相手は動物。デメリットも当然ある。もしものことを考え、私もフレンチブルドッグに関して少し勉強してみようと思う。

母の還暦祝いにお勧め

フレンチブルドッグとは

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原産地    フランス
起源     19世紀
別名     ブルドッグ・フランセ
体高     28-33cm
体重     13kg
元来の役割 愛玩犬

フレンチブルドッグの歴史

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フレンチブルドッグの起源については多くの説があります。
中でも有力なものが、1850年頃にイギリスからフランスに移住した大勢のレース職人たちが持ち込んだブルドッグが原種という説です。

その後、そのブルドッグにパグやテリアを交配し、フレンチブルドッグの基礎犬が誕生したとされています。

当時のイギリスでは立ち耳は不評の原因となっていたのですが、フランスの人々は特にこの犬の立ち耳に魅力を感じたようです。

当初、パリの中央市場でネズミ捕り用に飼育されていましたが、上流階級の人々に広まっていき、たちまちその愛らしい小型犬に魅了されてしまいます。犬を扱う商人たちが、このどこかおどけた表情の小型犬をイギリスからフランスへどんどん持ち込むやいなや、パリで大流行することになります。

1900年頃には、ローズ耳とコウモリ耳の2タイプとなり、ヨーロッパではローズ耳、アメリカではコウモリ耳と、その好みがはっきり分かれていました。そしてその際のアメリカ人の努力で、コウモリ耳のタイプが標準となったという経緯を持っています。

日本には大正年間に輸入され、昭和初期にはたくさんのフレンチブルドッグが飼育されました。その後、あまり見かけなくなりましたが、近頃また人気が高くなり、街などで見かけるようになりました。

フレンチブルドッグの特徴

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フレンチブルドッグは、祖先であるブルドッグのいろいろな特色を受け継いでいます。

低く重心を落とした体型、幅の広い胴体、発達した筋肉、大きく四角い頭部、そして頭から肩にかけた辺りの、しわがあってちょっとたるんだ柔らかな皮膚も特徴的です。

しかし、ブルドッグとは異なり、ピンと立ったコウモリの羽のような耳をしています。いつも勇敢で用心深く、好奇心旺盛ですが、ブルドッグと違って、動き、振る舞いは少々気まぐれで、自由です。

フレンチブルドッグは行動やしぐさで人々を楽しませる、正真正銘の愛玩犬といえます。

フレンチブルドッグはどこかおどけた表情を持ち、小型の愛玩犬の中でもとりわけ愛らしい犬です。遊んだり、家族を喜ばせたりするのが大好きで、飼い主に抱かれたり、寄り添ってうたた寝したりすることに幸せを感じます。愛想がよく、誰とでも仲よくなれる性質の持ち主です。

以上がフレンチブルドッグの特徴です。
短毛で、愛相がいい、正真正銘の愛玩犬…。初心者でも飼いやすそうな犬種みたいで少し安心しました。まだ家族になる前だけれど、なんだかいろいろと楽しみです。楽しそうに散歩に出かける母の姿が早く見たいとそう思いました。

フレンチブルドッグの育て方

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フレンチブルドッグは、とても遊び好きでやんちゃな犬ですが、運動は最低限で大丈夫です。リードを短く持ち、犬の体力に合った適度な散歩をするだけで十分です。外を楽しそうに走り回ったりしますが、暑かったり湿気などに弱いため、あまり長く外で過ごさせない方がよいでしょう。

ほとんどのフレンチブルドッグは泳ぐことができません。いびきをかいたり、ゼーゼー音を立てて息をしたり、よだれをたらしたりするのもフレンチブルドッグの特徴です。

特別なケアはいりませんが、顔のしわの間は、常にきれいに拭いてあげましょう。

注意する病気

特にかかりやすい病気 鼻腔狹窄、口蓋裂
かかりやすい病気         股関節形成不全、膝蓋骨脱臼、眼瞼内反症
たまにみられる病気      白内障、聴覚障害
うけておきたい検査       股関節検査、膝関節検査、眼科検査
寿命                               9から11歳

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